運動が逆効果に!?腰痛・ひざ痛も引き起こす“かかとの歪み”とは

2018/04/03

毎日のウォーキングや足腰を鍛えるためのスクワットなど、健康のためと頑張っていることが、実は逆効果になることもあるんです! 『歩けなくなるのがイヤならかかとを整えなさい』(アスコム)の著者で、オリンピック選手など多くのアスリートの体の調整もされている、日本橋BodySignの宮本晋次先生に“かかとの歪み”について伺いました。

実は、ほとんどの人のかかとが歪んでいる!?

かかとの関節は、腕や足のように大きく動く関節ではないので、歪んでいることになかなか気がつきません。

しかし、人間は自分の体重をたった二十数センチの足で支えており、一日歩いているだけで、かかとには約500トンもの負担がかかると言われています。
日頃の立ち方や歩き方、筋力の低下などで、実はほとんどの人のかかとは歪んでおり、歪んだかかとのまま、ウォーキングなどをしてしまうと、足首、骨盤、背骨と体の軸の歪みに広がってしまいます。

悲しいことに、「健康のため!」と毎日頑張っている運動が逆効果になってしまうのです。


今すぐチェック!あなたの歪みはどのタイプ?

かかとの歪みは、いつも履いている靴の底を見れば、一目瞭然です。
普段履いている靴の底を見て、外側またわ内側のどちらかが大きく減っていたら要注意です!

【かかとの外側だけ靴底が減っている人】は、
かかとが内側に歪んでいる状態。がに股や猫背で背中を丸めて歩く癖がある人、O脚の人などはこの傾向があります。

【かかとの内側だけ靴底が減っている人】は、
かかとが外側に歪んでいる状態。内股に歩く癖がある人、X脚の人、外反母趾に悩んでいる人はこの傾向があります。

普段あまり気にすることがない“かかと”ですが、いかに多くの人のかかとが歪んでいるかご理解いただけましたか?

体の土台であるかかとが歪むと、体全体の軸はますます歪み、筋肉のバランスが崩れていきます。全身が歪んでいると筋肉を過剰に使わなければならないので、首や肩、腰、ひざなどの痛みを引き起こしてしまうのです。


“歪んだかかと”も正しい位置に整えることができる!

「いくつになっても自分の足で歩きたい」
「健康な体で老後も楽しみたい」
そう思っている方も、歩くのがつらくなると旅行も買い物も楽しめなくなりますよね。

では、実際に歪んでしまったかかとは、もう元には戻らないのでしょうか...
いえ、そんなことはありません!

「かかとを整える」ことで、一生歩ける健康な体を手に入れられます!

そこでオススメなのが、プロのアスリートやオリンピック選手の施術をおこなう
“足のプロフェッショナル”宮本晋次先生が考案した“かかとストレッチ”。

STEP1:アキレス腱、足裏をさすって温める

STEP2:凝り固まったかかとの関節をほぐす

STEP3:かかとを回して、正しい位置にもどす

STEP4:お尻の筋肉を伸ばす

STEP5:足首の屈伸で足の筋力低下を予防

すべて椅子に座ったままできるので、家や会社空いた時間で是非試してみてください。

1日5分のかかとストレッチで正しく歩ける足腰に!

ここでは、“かかとストレッチ”のメインとなるSTEP3のストレッチのやり方を紹介します。

<手の添え方>
まずは右手で右足の甲をつかみ、足首が動かないように固定します。
左の手のひらでかかとを包み込むようにして、かかとの骨をつかみます。
左手の親指をくるぶしの下のくぼみにあて、しっかりかかとの骨を固定しましょう。

1、かかとを外側に回す ×10回

かかとを包み込んでいる左手を、体の外側に向けて10回ほど回します。あまり強い力ではなく、ゆっくりとかかとの動きを実感しながら回しましょう。

2、逆回し ×10回

かかとを外側に回したら、今度はかかとを内側に向け、同じように10回ほどゆっくり回します。





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