現代人の体の中で、もっともよく働いているのに、なかなかケアしてもらえない箇所……、それは“頭”。 でも、肩こりや腰痛は気にするけど、頭をケアする必要あるの?と思った方、要注意です。「頭のこり」は、頭痛だけでなく、睡眠障害や眼精疲労、自律神経の乱れにもつながっているのです! そこで、いま注目の1日3分自宅で簡単にできる頭のマッサージを紹介します。
自覚しにくい頭のこり。頭がこってない現代人はいない!?
日常生活で欠かせない“見る”“食べる”“話す”“考える”はすべて頭でおこない、私たちは頭の筋肉を常に働かせています。特にパソコンやスマホの画面を長時間見ている現代人は頭の筋肉をかなり酷使しているのです。
『ストレスとりたきゃ頭蓋骨をもみなさい』の著者で、今まで2万人以上を施術してきた寺林治療院院長、寺林陽介さんは、
「99%の人は、頭のこりを抱えている」
といいます。
しかし、頭のこりは肩や腰と違って自覚しにくいため、大抵ケアされずに放って置かれています。そして、頭痛、肩こり、睡眠障害、眼精疲労など様々な症状の原因になってしまいます。
頭にはツボが約50個!肩をもむより簡単で効果的な頭蓋骨マッサージ
そこで、頭を酷使している現代人におすすめなのが、
寺林さんがすすめる“頭蓋骨マッサージ”。
“頭蓋骨マッサージ” といっても、もちろん骨自体をもむわけではありません。頭蓋骨をマッサージするくらいのつもりで、頭のこりをもみほぐす。
それが頭蓋骨マッサージです。
やり方は実に簡単。
なんの道具もいりません。
朝、起きたとき、寝る前、
仕事や家事の合間、いつでも気軽にできます。
頭には約50個ものツボがあるので、
ちょっとしたコツをつかめば、
効果のあるツボをたくさん刺激できるので
高い健康効果が期待できます!
肩や首をもむより、
的確にツボをおさえることができますし、
もみ返しにもなりにくい!
いくら肩をもんでも治らなかったしつこい肩こりが、
頭蓋骨マッサージをしたら治ったというので驚きです。
1日3分!自宅でもできる簡単“頭蓋骨マッサージ”
寺林さんがすすめる「頭蓋骨マッサージ」は次の4ステップでおこないます。
STEP1:耳の上のマッサージ
STEP2:こめかみのマッサージ
STEP3:後頭部のマッサージ
STEP4:側頭部を温め、リラックス
ここでは、STEP1の耳の上のマッサージを詳しくご紹介します。
側頭部には、頭痛や眼精疲労に効果的なツボが多くあるので、スマホやパソコンを長時間見て目が疲れている方にはおすすめです!
【耳の上のマッサージ】
まずこぶしを握り、薬指と小指の第2関節を耳の上にグッと押しあててマッサージしていきます。
少し強めの力でマッサージすると、より効果的です。頭皮をただもむのではなく、頭蓋骨をもむつもりで、手をしっかり押しあててから、マッサージをしてください。
ただ、頭部に傷がある方、頭痛がある方、マッサージ中に痛みを感じた方は、決して無理をしないでください。
1. 耳のすぐ上に手をおき、薬指と小指の第2関節をぐっと押しあてます。そのまま10数えながら、グリグリと上下に細かく手を動かし、マッサージします。
2. 手の位置を少し上げ、同様に10数えながらマッサージをします。
3. さらに手の位置を少し上げ、同様に10数えながらマッサージをします。
頭蓋骨マッサージで頭のこりをとると、頭や目がスッキリします。
是非みなさんもちょっと疲れ気味だな、頭が重い、目が疲れたと思ったら、
ぜひ、頭蓋骨マッサージをやってみてください。