眠りについて4時間以内が勝負!寝苦しい夏でもぐっすり眠れる方法とは

2018/08/09

寝苦しい今年の夏...クーラーをつけたままだと冷えるし、 消すと暑くて夜中に目が覚めてしまう。夏はどうしても睡眠不足になりがちです。 そのまま睡眠負債を抱え込まないために、『誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』の著者で睡眠の専門医・白濱龍太郎先生に夏でもぐっすり眠るコツを教えてもらいました!

いい睡眠は「いつ眠るのか」でも「どれだけ眠るのか」でもなかった!

“睡眠は質が大事” とよくいいますが、
「すぐに眠れる」
「6〜8時間しっかり睡眠をとってる」
という人でもぐっすり眠れているとは限らず、いわゆる“隠れ不眠”の方はたくさんいます。

長時間寝てもスッキリしない人と、
睡眠時間が長くなくても十分疲れがとれる人では、
一体何が違うのでしょうか。

白濱先生によると、いい睡眠かどうかのポイントは、

「眠りについてから4時間以内にぐっすり眠れるかどうか」

だと言います。

つまり「 いつ眠るのか」「どれだけ長く眠るのか」ではなく、最初の4時間以内にいかに深く眠るかが大切なのです。


「眠り」は体温を上げるところからスタートする

ではどうすれば、深く眠ることができるのか。
そこには体の内部の体温「深部体温」が大きく関わっていました。

映画などで、雪山で遭難すると眠くなるという場面を見ますが、人間の脳には、体温が下がると眠くなるという性質があります。

実際に白濱先生が作成した上のグラフでも、
深部体温は、朝目覚める頃から上昇を始め、自然と夕方にピークを迎えます。
それから徐々に下がりはじめ、眠りに入ると急激に下がるといわれています。

しかし、睡眠の悩みを抱えている人の中には、この深部体温の高低差がつけられない人が多いそうです。
だからこそ、眠る前に意識的に深部体温をあげる必要があります。


忙しくてもできる“ぐっすりストレッチ”で睡眠をコントロール

たくさんの睡眠関連本の中でも、
「シャワーではなくお湯に入る」ことをすすめているのは、体温よりも温度の高いお湯に浸かることで深部体温は上がりますし、リラックスして副交感神経も優位になるからです。

しかし、
毎日お湯に浸かる時間がない!
毎回お湯を沸かすのは面倒臭い!
という方も多いのではないでしょうか。

そんな忙しい現代人のために白濱先生が考えたメソッドが、“ぐっすりストレッチ”です。

ぐっすりストレッチは、

・血管が集中する首を温める
・腕をまわして眠りにつながる「熱」が生まれる
・手や足から体内の熱が放散される

この3つのステップをあわせて3分おこなうだけなので、どんなに忙しい人でも続けられます。

いい睡眠は眠りについてから4時間が肝心。
今日から皆さんもぐっすりストレッチでいい睡眠を手に入れてください!



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